(うどん その7)

○ 「京うどん 梅の香仕立て」(日清)


 縦型カップうどんでお馴染みの日清の京うどん。その京うどんが梅の香仕立てで生まれ変わりました。

 白と金が入り交じった蓋のデザインからピンクのデザインに変わって春らしい感じとなりました。蓋を開けなくても梅の香りが漂ってきそう。そんな感じですね。

 お湯を入れて3分、蓋を剥がすと本格的な梅の香りが漂ってきました。紀州産の梅を使用しているということで美味しそうですね。

 早速、おつゆを一口いただきます。利尻昆布と焼津産鰹節をベースとしたおつゆに紀州産の梅が混ざったおつゆはさすがといった美味しさです。

 具は小揚げ、カマボコ、タマゴ、梅、ゴマ、長ネギの6種類。特に小揚げにいろんな出汁が染みこんでいるのでとても良い感じとなっています。

 麺は平型のうどん麺。ややちぢれていて柔らかめなのですが、おつゆがよく絡むのに加えて梅のエキスが付いているので美味しくいただけます。

 小さなカップに美味しさが凝縮されている一品。もう少し大きなカップでもいただきたいような気分になりました。




京うどん 梅の香仕立て1



京うどん 梅の香仕立て2



京うどん 梅の香仕立て3








○ 「美味和膳 まろやか豆腐のきつねうどん」(エースコック)


 シリーズ化になりそうな感じの美味和膳。美味しい和を追求したカップうどんとして登場しました。

 きつねうどんなのに豆腐が入っている。一瞬、ミスマッチにも思えそうな感じなのですが、こればかりは食べてみないと解りません。ワクワクしながらお湯を入れました。

 3分後に蓋を開けると油揚げと和風ダシの混ざった香りが漂ってきました。この香りはきつねうどんの魅力の一つでもありますね。

 早速、おつゆを一口いただきます。鰹と昆布の出汁が絶妙な感じでカップリングしたおつゆに醤油もちょうど良く加わったといった味わいです。

 具は油揚げ、豆腐、カマボコ、タマゴ、長ネギの5種類。おつゆがたっぷりと染みこんだ油揚げ、口の中に入れるととろける豆腐はメチャウマとなっています。

 麺はノーマルタイプのうどん麺。平型でやや柔らかめのうどん麺はおつゆとの相性がバッチリです。豆腐の柔らかさとも意外とマッチしているかもしれません。

 豆腐が入ったことによりさらにまろやかになった一品。落ち着きがあって優しさも感じられる味わいは一度食べると癖になりそうな感じです。




美味和膳 まろやか豆腐のきつねうどん1



美味和膳 まろやか豆腐のきつねうどん2



美味和膳 まろやか豆腐のきつねうどん3








○ 「JAL うどんですかい」(日清)


 JALの機内食として開発されたカップうどん。「うどんですかい」といった少しダジャレが入ったところが良いですね。

 機内食ということですから飛行時間の短い国内便ではほとんど出会えません。ということは国際線で出会うことができるというインターナショナルなカップ麺ですよ。

 お湯を入れて3分、蓋を開けると完成。飛行機の絵柄が入った可愛いカマボコが目に入ってくるとともに油揚げのとても良い香りが漂ってきました。

 まずは、おつゆを一口いただきます。あっさりとした昆布出汁がベースとなっているとともに油揚げの出汁も混ざってとても良い感じとなっています。

 具は、小揚げ、カマボコ、長ネギの3種類。おつゆを含んだ揚げも美味しいのですが、なんといっても飛行機の絵柄が入ったカマボコが特徴的です。

 麺はノーマルタイプのややちぢれ麺。少し幅広のうどん麺は柔らかめなのですが、おつゆとよく絡むのでとても美味しくいただけます。

 飛行機に乗っても美味しいうどんをいただける一品。これでもう少しカップが大きいと嬉しいのかなと素直にそう思いました。




JAL うどんですかい1



JAL うどんですかい2



JAL うどんですかい3








○ 「どん兵衛 きつねうどん 西日本バージョン」(日清)


 東日本の出汁は鰹出汁。そして、今回登場する西日本バージョンの出汁は鰹出汁に加えて昆布出汁が入っています。

 同じどん兵衛のきつねうどんでも地域によって出汁が違うというのは考えていますね。やはり、濃いめの東日本、薄目の西日本というのに配慮しているのでしょう。

 お湯を入れて5分、蓋を開けると東日本バージョンよりもうっすらとしたおつゆが目に入ってくるとともに揚げのとても良い香りが漂ってきました。

 早速、おつゆを一口いただきます。鰹の出汁よりも昆布出汁の美味しさの方を強く感じることが出来るといった感じ。あっさりしていて美味しいおつゆです。

 具は油揚げ、カマボコ、長ネギの3種類。なんといっても油揚げはおつゆが染みこんでいてジューシーでメチャウマとなっています。

 麺はノーマルタイプのややちぢれたうどん麺。おつゆともよく絡んでモチモチとしている麺は柔らかめなので小さな子供にもお勧めといった感じです。

 醤油に頼ることなく出汁の美味しさを抜群に引き出した一品。東日本の濃いめの味も良いのですが、あっさりとしたどん兵衛も本当に美味しいです。




どん兵衛 きつねうどん 西日本1



どん兵衛 きつねうどん 西日本2



どん兵衛 きつねうどん 西日本3







○ 「赤いきつねうどん 30周年企画記念」(マルちゃん)


 ジューシーなお揚げと鰹出汁の効いたおつゆのハーモニーが絶妙な味わいとなっている赤いきつね。

 その赤いきつねは発売されてから2008年で30周年となりました。その記念として登場したのがこのカップ麺となっています。

 お湯を入れて5分、麺をよくほぐして七味唐辛子をかければ完成。鰹出汁のとても良い香りに揚げの良い香りも加わってとても食欲をそそられるといった感じです。

 早速、おつゆを一口いただきます。鰹出汁と醤油の絶妙なバランスが取れているおつゆに揚げの出汁がしっかりと染みこんでいてとても美味しくなっています。

 具は揚げ、小揚げ、タマゴ、カマボコ、長ネギの5種類。特にジューシーな揚げにおまけの揚げが付いているというのが嬉しいです。ホント、ラッキーといった感じです。

 麺は平型のうどん麺。柔らかめの麺なのですが、嫌にならないような食感となっていて、鰹出汁の効いたおつゆとも良く絡まって美味しくいただけます。

 30周年記念となるのが十分に解る一品。この美味しさならば50周年、いや、100周年記念も夢ではないと思います。100周年記念も食べてみたいけど無理かな。



赤いきつねうどん 30周年企画記念1



赤いきつねうどん 30周年企画記念2



赤いきつねうどん 30周年企画記念3







○ 「あつあつ 豚汁うどん こだわりのつゆ」(マルちゃん)


 寒くなってくると食べたくなる、また、食べると身体と心が温かくなる豚汁。その豚汁とうどんが一緒になったカップ麺がリニューアルして登場です。

 前作との違いは「こだわりのつゆ」という表現が蓋に書かれていることです。合わせ味噌でコク味噌仕立てのつゆの美味しさはどれほどのものなのか。

 お湯を入れて5分、蓋を開けて液体スープを入れてよくかき混ぜれば完成。生姜やゴボウの風味が混ざった芳醇な味噌の香りが漂ってきました。

 早速、おつゆを一口いただきます。香り同様に生姜のエキスが含まれた味噌おつゆの味わいはとても良い感じとなっており、身体がポカポカと温まりますね。

 具は豚肉、小揚げ、ニンジン、ジャガイモ、ゴボウ、長ネギの6種類。味付けされた豚肉やおつゆの染みこんだ小揚げも美味しいのですが、野菜の味わいも良いです。

 麺は柔らかめで平型のうどん麺。良い感じにちぢれているのでおつゆとよく絡んでとても美味しくいただけます。

 たくさんのエキスが詰まったおつゆに合わせ味噌がほどよく加わった一品。おつゆの最後の一滴までとても美味しくいただくことが出来ました。



あつあつ 豚汁うどん こだわりのつゆ1



あつあつ 豚汁うどん こだわりのつゆ2



あつあつ 豚汁うどん こだわりのつゆ3







○ 「どん兵衛 芋煮うどん」(日清)


 美味しいうどんや蕎麦でお馴染みのどん兵衛から東北限定としてどん兵衛の芋煮うどんの登場です。

 芋煮といえば東北の郷土料理なのですが、その料理がカップ麺として楽しめるとは嬉しいものです。なかなか味わえない味を手軽に楽しめるのもカップ麺の魅力ですね。

 お湯を入れて5分、蓋を開けてよくかき混ぜれば完成。普通のうどんと違って出汁の香りがそんなにしてこない不思議な感覚です。

 まずはおつゆを一口いただきます。牛肉の出汁がしっかりと出ているおつゆはあっさりしており醤油の加減もちょうど良くとても美味しくいただけます。

 具は牛肉、ニンジン、シイタケ、サトイモ、長ネギの5種類。牛肉の味わいも良いのですが、カップ麺でとても珍しいサトイモがホクホクしていて良い感じです。

 麺は平型のうどん麺。このおつゆにこの麺はとてもピッタリといった感じです。モチモチとした食感はなんとも良い感じとなっていますね。

 あっさりとした牛だしのおつゆとサトイモの組み合わせが郷土食を感じさせてくれる一品。お腹も満足しますが心も温まる。そんなカップ麺となっています。



どん兵衛 芋煮うどん1



どん兵衛 芋煮うどん2



どん兵衛 芋煮うどん3







○ 「どん兵衛 ごぼう天うどん」(日清)


 美味しい出汁をとことん楽しめることでお馴染みになっているどん兵衛。そのどん兵衛からごぼう天うどんの登場です。

 ごぼう天うどんは九州・四国・中国地区限定発売。焼きアゴだしという関東から北に住んでいる人には聞き慣れない出汁ははたしてどのような味なのか。

 お湯を入れて5分、蓋を開けてよくかき混ぜれば完成。焼きアゴだしとゴボウの混ざったなかなかお目にかかれない良い香りが漂ってきました。

 早速、おつゆを一口いただきます。焼きアゴだしというものの美味しさがしっかりと伝わってくる感じがします。醤油の加減もちょうど良く美味しいですね。

 具はごぼう天、長ネギの2種類。メインのごぼう天はしっかりとした歯ごたえがあるとともに、ゴボウならではの美味しさを楽しむことが出来ます。

 麺は平型のうどん麺。やや柔らかめなのですが、焼きアゴのだしがよく染みこんでいるような味わい。おつゆとしっかり絡んで良い感じとなっています。

 焼きアゴとゴボウの良いところがしっかりとアピールできている一品。その美味しいだし汁は地域限定に留まることなく全国の人に味わって欲しいものです。



どん兵衛 ごぼう天うどん1



どん兵衛 ごぼう天うどん2



どん兵衛 ごぼう天うどん3








○ 「讃岐風 天ぷらうどん」(マルちゃん)


 うどんといえば讃岐風。そんな本格的なうどんをカップ麺として再現したものがこれです。

 コシのあるうどんをかつおと煮干しが利いた和風つゆで食べる「讃岐風うどん」と蓋に書いてあります。かつおだけじゃなく煮干しも入っているとは楽しみです。

 お湯を入れて5分、蓋を開けてよくかき混ぜれば完成。天ぷらの良い香りとスッキリとしてそうなおつゆが目に入ってきました。

 早速、おつゆを一口いただきます。かつおと煮干しの出汁が効いたおつゆはあっさりとした感じで塩加減もちょうど良く美味しくいただけます。

 具は天ぷら、カマボコ、長ネギの3種類。大きな天ぷらはエビの香ばしさも加わっておりとても良い感じとなっています。おつゆも染みこんでとても美味しいです。

 麺はノーマルタイプのうどん麺。平たくて厚みのある麺はとてもコシが強くてモチモチとした食感もあり、うどん麺としてはなかなかの仕上がりです。

 麺を引き立たせるおつゆと味わいのある天ぷらがとても印象的な一品。さらに麺もなかなかの味わいとなっているのでかなり完成度の高いカップうどんです。




讃岐風 天ぷらうどん1



讃岐風 天ぷらうどん2



讃岐風 天ぷらうどん3







○ 「和庵 きつねうどん」(マルちゃん)


 以前に似たようなきつねうどんを食べたと思ったのですが、蓋に和庵(なごみあん)と書いてありました。

 そして、つゆの旨味は鰹と昆布にありというフレーズも書いてあります。ダブルの出汁を効かせたおつゆを楽しむことが出来そうです。

 お湯を入れて5分、蓋を開けてよくかき混ぜれば完成。和風だしと醤油、そして油揚げの混ざったとても良い香りが漂ってきました。

 早速、おつゆを一口いただきます。鰹と昆布がしっかりと染みこんだおつゆは醤油の加減もちょうど良くとても美味しくいただくことができます。

 具は油揚げと長ネギの2種類。大きな油揚げはおつゆがしっかりと染みこんでジューシーな味わいとなっています。本当に美味しい油揚げです。

 麺は平型のうどん麺。柔らかめの麺はややちぢれているのでおつゆがよく絡んで美味しくいただけます。消化にも良さそうな麺でもありますね。

 オーソドックスな味わいなので飽きることなく楽しめる一品。まさに心が和むような美味しさといったところでしょうか。



和庵 きつねうどん1



和庵 きつねうどん2



和庵 きつねうどん3































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